こんにちは!
吉崎めぐみです。

昨年より月3回のコースで通ってくれている高校2年生のRくんの様子をレポートします。

Rくんは中学時代は吹奏楽部でバスクラリネットを担当。
高校生になり、クラリネットをやってみたいということで個人レッスンを始めました。

同じクラリネット属ですが、やはり吹き方はぜんぜん違うので、基礎からがんばりたいということでしたので、こちらのテキストをやっています↓

ランスロ『クラリネットの初歩』とC.ローズ『32のエチュード』です。

吹奏楽の演奏と、エチュードなどを1曲まるまるひとりで考えて演奏することはコツがまるで違います。
はじめのうちは何度も止まったり、曲の途中でつっかえると戻ってやり直したりしていました。
特に、高音域がなかなかうまくいかず同じエチュードを何度もレッスンしました。

どうしてもうまくいかない時はココを疑ってみる

吹き方も原因のひとつではありますが、私が聞いていてどうもマウスピースやリガチャーが合っていないような気がしはじめました。

そこで、充分に時間をかけてセッティング部分を見直しませんか?と提案し、先日ついにマウスピースとリガチャーを新調しました!

マウスピースは今まで使っていたものと同じモデルのヴァンドレン5RVライヤーです。

買い替えるのに同じモデルなの!?と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はクラリネット界ではごく一般的な考え方です。
その理由としては、

  • マウスピースは消耗品であるということ。
  • 同じ5RVライヤーというモデルでも個体差があり、使用する方の状態に合った個体を使う方が今後の伸びにダイレクトに反映すること。

です。

↓なぜ5RVライヤーなのかということについては、こちらも参考に。
クラリネット初心者におすすめのマウスピースとその選び方

リガチャーは私自身が気に入って長年使っているボナード逆締めの金です。
マウスピースは10本、リガチャーは8個の中から選ぶことが出来ました。

今回は私が選定したというよりは、生徒さんにいろいろ吹いてもらって良さそうなものと私の印象とを擦り合わせていったという感じです。

生徒さんの感覚が良かったので、もしまたマウスピースを自分で選ぶ機会があっても安心です。

万全のセッティングで高音が当たるように!

そんな風にして選んだマウスピースとリガチャー。今日はそれらを使用しての初レッスン。
本当に驚くほどの変化が見られました!

まず、音の響きが増しました。
息の入り方がスムーズになったことで、低音域から高音域まで伸びのある音色になりました。
吹き込んだ息がムダなくそのまま音になっているように感じます。
息がストレスなく流れるマウスピースを使うことはクラリネット上達への必須項目なんです。

そして、そのスムーズな息の流れとリードの振動を妨げることなくホールドしてくれるリガチャーを使うことによって、ずっと苦労していた高音域が以前と比べて明らかに当たるようになっていました。

Rくんは買い物当日は若干不安そうな表情だったんです。
しかしレッスンでこれらの新しいセッティングを使って吹いてみたところ、すごく手応えがあったようでした。

いつもレッスンのはじめに一緒に行うロングトーンから、吹きやすそうな感じでした。
私も「すごく変わって良くなったね!」と正直な感想を伝えたら、普段はシャイなRくんもとても嬉しかったようでニッコリ。
帰り際も晴れ晴れとした表情で、私も嬉しくなりました。

私自身は、うまくいかないことがあるとすぐに道具を疑うということはあまりしません。それはすでに信頼する道具と出会っているからです。

しかし奏法がまだ不安定な生徒さんの場合は、レベルなどに合ったものを使っていないと上達に時間がかかってしまうこともあります。
単純に、まだ良し悪しがわからないということもありますね。

今回はマウスピースとリガチャーを新しくしたことによってよい変化がみられました。
クラリネット経験年数の長い方も、1度専門家にセッティングについてみてもらうと目から鱗ということもあり得ます。

Rくんはこれからどんどん伸びる予感。

一緒にがんばりましょうね!